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中国不動産バブルの崩壊と波及する危険性---

中国恒大集団の現状

チャイナ・エバーグランデ・グループ(中国恒大集団)は不動産業を中心としたコングロマリット企業であり、2019年基準の中国民営企業売上高ランキング(出所:中華全国工商業聯合会)では第6位に位置する大手企業グループです。
詳しい内容は以下のリンクを参照してほしいのですが、その中国恒大集団が経営破綻の危機に陥っています。

簡単に説明すると、原因が2つあります。

一つは業務の多角化です。数年前からレジャー事業、プロサッカーチーム経営、飲料水販売等に手を出しましたが、積極的に資金を借り入れたものの、純利益を出せていない事業もあり、結果的にマイナスとなっています。

もう一つは中国政府の方針転換です。中国政府により不動産企業への融資上限が設定されたことにより、今まで多額の融資によって回されていた資金繰りが悪化しました。

この二つが重なることにより急激に財政が悪化。現在、負債総額が1兆9700億元(約33兆5000億円)に膨れ上がっています。

【解説】破綻危機 中国の不動産大手・恒大集団とは?

Yahoo!ニュース

直近のニュース

恒大は9月23日、22年3月償還のドル建てオフショア社債にかかる8353万ドルの利払いも期限となっています。
また、29日には24年3月償還債を巡る4750万ドルの利払いも迎えます。
双方の債券ともに、予定期日の30日以内に利払いを終わらせなければデフォルトとなります。

現在、さまざまな憶測が飛んでいて、21日の株価はデフォルトリスクに伴い世界同時株安になっていましたり、22日には23日分利払いの目途が立ったという報道で株価は上昇しました。恒大集団側からはっきりとした情報が出ているわけでは今後どうなるかは未知数です。

ただ、33兆円もの借金が膨らんでしまったのは経営努力が十分ではなかった証拠であり、政府など外部からの支援経営者層の一新経営方針の転換など大事な部分に変化が見られない限り、いずれは破綻するものだと自分は考えます。

中国国内の様子

利回りはなんと12%、ダイソンの空気清浄器やグッチのバッグまでもらえ、中国随一の不動産開発会社による保証付き――。こうした条件に誘われ、何万人もの投資家が中国恒大集団の資産運用商品「理財商品」を購入していましたが、今のこの状況により元本割れするのではないかということで深圳にある本社ビルに押しかけました。

この動画を見るだけで中国国内においての温度感が分かると思います。今後の展開がどうなるかは分かりませんが、注視していきたいと思います。

アングル:グッチのバッグやダイソン家電 中国恒大の理財商品、派手に販促

REUTERS

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